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ハンマー音頭の写真日記

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2008年 12月 05日

紅花襤褸菊 ベニバナボロギク 




紅花襤褸菊 ベニバナボロギク _a0084757_2134752.jpg




紅花襤褸菊 ベニバナボロギク _a0084757_2141041.jpg
ともに2008年11月14日町田市上小山田 Ricoh GRD


紅花襤褸菊は、7月から咲いていたと思います。11月半ばでも御覧のようになかなか意気盛ん。真っ白い綿毛が目立つ花 ー じゃなかった、実なんですけれど、この白い実は花と一緒に見られることが殆どです。その花は筒状で先に紅色の花弁が円形の筒の先に揃えて植え込んであるように見えて、まるで鉄板の油拭きみたいです。ああ、お好み焼き食べたい。筒状の花が幾つか揃って下向きに垂れている様は、ちょっとだらしないといいますか、男として見過ごせない(笑)とでも、いいますか。いやいや、身につまされているのかな?とまれ、印象に残る花です。

キク科ベニバナボロギク属の紅花襤褸菊は、比較的最近やって来た帰化植物で、主に大戦後のことのようです。岡山理科大の人のホームページに依りますと、伐採跡地や山火事の跡などに成育するそうで、数年間群落を形成した後、消えていくのだとか。近くに生えていなくてもいきなり表れるので、種子の散布能力が高く、その発芽力や定着力もばかにならない、としています。

多摩丘陵では夏から初冬まで頻繁に出会いました。形が崩れ易く、綺麗に揃った草本に出会うことが少なく、見栄えがしないので写真に撮るのは意外と難しいです。と言うより、出会いが余りにも頻繁なので、終いには雑草みたいに思って撮る意欲が減退していた、ということかもしれませんね。

上小山田を扱った今年の9月18日の記事でも、紅花襤褸菊を1枚載せています。

by hanmaondo | 2008-12-05 21:51 | 植物


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