2009年 01月 25日
1 いつもの様に里山を訪ねて、あちこちさまよっていた時、上小山田は田中谷戸の奥で、不思議な表示板に出会いました。 「源源流」? この近くに鶴見川の源流と呼ばれる泉があるので、その上流にある谷戸を「源源流」と名づけたようです。しかし、どうも座りの悪い新表現ですね。 鶴見川は横浜市鶴見区で東京湾に注ぐ、たった全長42.5キロメートルの1級河川です。流域に住む人が多く、人口密度から言うと日本一。水質汚染の程度でもワースト10に必ず入っているという注目に値する河川です。 その鶴見川は私がこのところ週末となるとやってきて散策している、多摩丘陵南部、即ち町田市北部の丘陵地帯、上小山田に源を発します。高々200メートル弱の丘陵から1級河川が始まっているわけです。 2 兎も角、入ってみましょう。 3 荒毛茶碗茸 (アラゲチャワンタケ) 荒毛茶碗茸は逆光で見ると、赤茶色の果肉が透過光で輝いて、とても綺麗です。 鶴見川の源源流には他の谷戸と同じ、緩い斜面に作られた段々畑や田んぼ、雑木林が広がっていました。そんな谷戸の奥で目に付いたものを3点ほど紹介いたします。 4 藪蘭 藪蘭は夏から秋にかけて花穂で、冬は黒い実で楽しませてくれます。時々青みがかった大きな実を結ぶようで、先日GRDでマクロ撮影しましたがピンボケでした。安直にやりすぎたようで、確認しなかったのが失敗のもとでした。 5 これは何の実なのか、分からないのですが、素人なりに花が咲いている姿を想像するのが楽しいですね。 立ち枯れた草木の実や花穂も、どんどん欠けてきて見る影もないものが増えていきます。そんななかで、これだけ元の姿をとどめているのは珍しいと思いました。
by hanmaondo
| 2009-01-25 16:36
| 里山
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