2009年 02月 27日
2000年2月21日八王子市堀之内 東京薬科大学薬用植物園 Voigtländer Apo-Lanthar 90/3.5 SL 草花から樹木へ、というのは自然な流れでは?と愚考しております。木にも花が咲きますしね。いままでも、梅や桜、それにウツギや椿と樹木の花を区別なく撮ってきました。それにキノコは木々と密接に関係しているものですから、知識がないとキノコの同定にも差し支えます。というわけで、花もないのに今日の1本(^^) ニッケイは肉桂と書きます。でも、桂の木とは関係がありません。 御覧のように3本の筋がくっきりと見える肉桂の葉は、照り返しがあり、しっかりとしていて整った佇いは見事なものです。冬の最中の2月なのに葉を落とさない常緑の照葉樹です。 葉を落とさないですから照葉樹は本来、寒い地方では生きていけません。日本でも東日本以西に分布しているようです。椎や樫、楠や椿などで構成される照葉樹林は、今は「開発」であらかた失われたようですが、宮崎県にはいまだ見事な照葉樹林が残っているそうです。そのうち、世界自然遺産かな? 同じ照葉樹でも肉桂が自生しているのは、もっと南で、石垣島などの沖縄と聞きました。クスノキ科ニッケイ属肉桂の葉を手折って揉むと良い香りがします。小さい頃駄菓子で食べたニッキ飴に香りを付けていたのが肉桂です。私は飲んだことがないけれど、飲物でもニッキというのがあったそうで、そこから肉桂よりもニッキの木と呼ばれたとか。現在はシナモンの名前の方が一般的でしょうね。 でも、シナモンと呼ばれている香料は本来、セイロンニッケイから採取します。日本にある肉桂とは同類でしょうが別種です。園芸用の鉢植えは、セイロンニッケイではないかと思います。 Voigtländer Apo-Lanthar 90/3.5 SL
by hanmaondo
| 2009-02-27 18:02
| 植物
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