ハンマー音頭の写真日記

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2009年 06月 25日

甘茶 アマチャ





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「なーんだ、ガクアジサイじゃないか」という声が聞こえてきそう。
お釈迦様の誕生日を祝う花祭り(4月8日の潅仏会)に使われる甘茶です。本当に、萼紫陽花(ガクアジサイ)とそっくりですね。

なんでも見分け方は、装飾花と呼ばれる外側の大きい花の先端が咢紫陽花と異なり、丸みを帯びているのだそうです。でも萼紫陽花でも個体差で丸みを帯びているのがありそう。目の前に出てきても我々には先ず区別できないでしょうね。違いが分かるようになるには、長年の修練が必要です。そんな結構なもののかけらも有りません(^^)




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ところで色変りがあるのか、とお思いでしょうが、これは同じ株に咲いています。真ん中に集まっている小さな蕾と花たち、これが本来の花だそうですが、御覧のように色が違います。それから甘茶は外側の大きめ花の色が初め白で、その後淡い紫にかわり、最後に淡い赤に変わるのだそうです。

薬用植物園で咲いているのですから、当然ながら薬効があります。身体を温め、胃弱や便秘に良いそうです。

なによりも甘茶の甘味成分が役に立っています。サッカリンの倍の甘さがあるため、甘味料としていろいろなものに添えられているようです。特に糖尿病患者とは切っても切れない濃密な付き合いをしているようです。

自然に自生している甘茶を見付けるのは大変そうですが、伊豆の天城地方にアマギアマチャという自生種が存在します。でも、お寺にいけば、花祭で必要なために頻繁に出会えそうです。

御釈迦さまの誕生日に甘茶を頭から掛けるのは、仏陀の誕生を喜んだ神々が甘露の雨を降らしたという故事によります。その時ブッダは、すっくと立上り「天上天下唯我独尊」と言ったとか言わなかったとか、言われてますが、あれは何なんでしょう?

キリスト教の新約聖書は、イエス・キリストの同時代か少し後の聞き語りを記録した偉人伝です。ところが一番古いパーリ語の仏陀伝でも、時代はかなり後になります。つまり、信用ならん、と言う訳です。その精神的骨子は残るでしょうが、「甘露が降った」とか「天上天下唯我独尊と言った」とか言うのは、後の時代が持ち込んだたわ言と聞き流しましょう。



ともに2009年6月1日八王子市堀の内 東京薬科大学薬用植物園 Pentax FA77/1.8 Ltd
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by hanmaondo | 2009-06-25 19:59 | 当てずっぽう植物図鑑


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