カテゴリ:キノコ( 118 )


2011年 06月 28日

ヒトクチタケ


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見た目はとても可愛らしいキノコです。栗饅みたいで、一口サイズで(笑)、美味しそうで、ヒトクチタケという名前に納得してしまうのですが、名付け親は別のことを考えていたらしい。



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実は老菌になると下部の白いところに一つ穴が開いて、そこから胞子が出てくるらしいので、それを見た名付け親が穴が一つあるからヒトクチタケと名づけた模様です。ちょっと、がっかり。しかも、その胞子は腐った魚のような匂いがするそうですが、私がこれを撮った時、穴が開いたのは無かったのでなにも匂いませんでした。春から秋に掛けて見られるキノコですから、盛夏の頃には匂いが嗅げるかもしれませんね。

スッポンタケなども似たような腐臭を放って蝿を呼び、胞子を運んでもらうようですから、ヒトクチタケも同じ戦略を追求しているのかもしれません。ゴミムシダマシの仲間が開いた穴から入って卵を産むそうです。



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ヒトクチタケは赤松などが立ち枯れして1年ほど経つと出てくるそうです。見た目は可愛らしいのですが、松枯れの結果ですので、ちょっと哀しい思いもするキノコです。


2011年6月26日 東京都八王子市堀の内
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by hanmaondo | 2011-06-28 20:59 | キノコ
2011年 06月 23日

ヤナギマツタケ

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ヤナギマツタケは美味だと言われる食用菌です。一部、栽培もされているようですが、なかなか難しいらしく、お店で出逢ったことはありません。

それでも都市の公園や街路樹によくある柳やトウカエデ、楡の木などに生えるので、それと知っていればいつかは出逢えるキノコです。

写真に撮ったヤナギマツタケも多摩市の一本杉公園の雑木林の中で見つけました。同じ大きさのものがこの木に3つ、縦に並んでいました。立派な固体ですので、見つけたときは、とても嬉しく思いました。


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ヤナギマツタケが生えていた木があるところは、こんな風景です。写真の左手の方にありました。間に小さな池があります。手前の枝は桂の木です。



2011年6月16日 東京都多摩市 一本杉公園
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by hanmaondo | 2011-06-23 21:35 | キノコ
2010年 11月 29日

ミヤマタマゴタケ

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ミヤマタマゴタケは発見されたのがごく最近で、そのために図鑑に載っていないキノコです。
それと分かって探したら、多摩丘陵では結構出逢いました。きっと、これまでも何度も出逢っているのでしょうね。でも、初心者のハンマー音頭は違いも分からず、ツバがあるのにツルタケとかと勘違いしていたのでしょう。

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日本では4000種ほどのキノコがあるといわれています。まだまだ、新種が発見されることになるのでしょう。

手元の図鑑は、1200種ぐらいしか掲載していません。とても足りません。でも、数多く扱えば良いというものでもない、ということに最近ようやく気付きはじめました。

載せている写真の出来で印象が違ってきます。
通り一遍の解説では、記憶に残りません。記述の巧拙は、初学者にとって決定的な意味を持っていると思います。その結果は・・・   幾つも図鑑を買い込むことになるのです(泪)


最後の写真は、ミヤマタマゴタケに似ているのだけれど、なんとなく違うキノコです。ツバが3つも!?
これでもミヤマタマゴタケでしょうか? どなたか分かったら教えてくださると助かります。

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1枚目と2枚目:2010年10月17日 八王子市南大沢 清水入緑地
3枚目: 2010年10月29日 八王子市堀之内 東京薬科大学構内
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by hanmaondo | 2010-11-29 19:19 | キノコ
2010年 11月 02日

フサタケ



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近所にある里山を自然公園とした長池公園で、何時もの様にキノコを探して見つけました。
今振り返ると10月中旬ごろがキノコの最盛期だったようです。あれから2週間以上が経って
数もはるかに少なく、老菌が目立ちます。

沢山の枝のように伸びた先が針のように尖っているフサタケは、比較的同定し易いキノコだと
思います。小楢を主とする雑木林の林縁で見つけました。枯れ枝や地中の木片から生えだして
いるようです。

シロソウメンタケ科フサタケ族フサタケ

2010年10月12日八王子市別所 長池公園
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by hanmaondo | 2010-11-02 20:44 | キノコ
2009年 11月 29日

謎のキノコ



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生物界はまだまだ未知の部分が大きいようです。その点でキノコの分野は日常的に新種に出会ってもおかしくない世界ではないでしょうか。ましてや、ド素人のハンマー音頭には、なんでも新種に見えてしまう、困った分野でもあります(笑)



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この赤い頭をもったキノコには、今年の6月27日、平山城跡公園で出会いました。長い間、なんというキノコだか分からず、気に掛けていたのですが、せめて屬ぐらいまで、絞りこめないだろうかと、似たキノコを探しています。

手持ちの山と渓谷社出版のキノコ図鑑は1000種以上を扱っているのですが、見た目がそっくりなものがありません。まだ育ちきっていなかったので傘が開いていず、傘の裏に襞があるのかスポンジ状なのか分からないのが不運だったかもしれません。

傘が赤いキノコはけっこうありまして、良くあるのが毒紅茸。謎のキノコと同様に柄も白ですが、こんなにしっかりしていません。

柄の太さや、肉質の固さからいうとイグチの仲間かとも思うのですが、謎のキノコのように白い柄は多くなく、網目模様があったり、傘と同色で赤かったりすることの方が多いです。

謎のキノコの特徴はなんといっても傘の表面に沢山ブツブツがあることでしょう。見て最初に連想したのは、仏様の頭にあるブツブツでした。あれは螺髪(らほつ)というのですが、インドはマトゥラーの仏師たちが考案して仏像の頭にくっつけた巻き毛の表現様式です。なんでも奈良東大寺の大仏さまには、こいつが966個もついているのだとか。

それはさて置き、傘が赤系統の色でぼこぼこしているキノコと言えば、猛毒なのに食べられるキノコとして有名な赤熊編笠茸(シャグマアミガサタケ)です。でもね、赤熊編笠茸の傘はむき出しの脳のような形をしているのです。ちょっと違いますね。それから色ですが赤味かかることはあっても、謎のキノコのような鮮やかな赤ではありません。色々な色のものが観察されていますが、むしろ茶色や黒系統の方が多い気がします。

何でしょうね。結局、宿題として年を越すことになるでしょうが、なにかヒントがあったら、是非お寄せ下さい。
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by hanmaondo | 2009-11-29 16:59 | キノコ
2009年 11月 24日

平茸(ヒラタケ)



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9月に雨が少なかったせいか、今年はキノコが不作です。それでも晩秋ともなれば、平茸が枯木に生えて、キノコ狂の気持ちを慰めてくれているようです。


平茸は晩秋から春にかけて、主に広葉樹の朽木や切株に生えると言います。それも幾つか重なりあって観察されることが多いようです。これも下に小さな1株が見えますね。

近縁の薄平茸(ウスヒラタケ)は、身が文字どおり薄いのですが、一説には生えているのが春から秋にかけてで、晩秋から春にかけての平茸とこの点で違いがあるそうです。ただし、これは例外が沢山ありそうな気がします。

ところで、平茸も薄平茸も、毒キノコの月夜茸(ツキヨタケ)に似たところがあって、平茸のつもりで間違って採集され、中毒した話が何度もあるようですので、気を付けましょう。月夜茸は、より身が厚く、色が濃いそうで、傘を割ると、黒いシミが観察されるとか。でも、この程度の特徴の掴み方では、とても区別できそうにありません。実際ツキヨタケに出会って、これは違うと確信できるようになるまで、ヒラタケも採取できない、ということ。詰り、お預けです。残念ですね、結構美味しいそうですよ。

2009年11月15日町田市下小山田町 小山田緑地大久保分園
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by hanmaondo | 2009-11-24 18:10 | キノコ
2009年 08月 26日

ニカワホウキタケ




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針葉樹の枯れ木や落ち葉に生え、苔が覆った処に多いと言いますから、どんぴしゃりですね。


最初、地上と枯れ木に生えている2つを見て、これは若しかして別種と悩んだのです。なぜって、地上に出るものと樹上に出るものは明確な違いがあるのがキノコだからです。



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暗い針葉樹の森の中で黄色がひときわ目立ちます。その上、珊瑚のような形がなんとも言えず不思議です。とっても気に入ってしまいました。どうやら食べられないようです。でも毒があるわけでもなさそう。単純に硬くて不味いのだと思われます。


2009年8月7日北八ヶ岳・麦草峠辺り
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by hanmaondo | 2009-08-26 20:56 | キノコ
2009年 08月 25日

黒乳茸(クロチチタケ)




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麦草ヒュッテからコメツガやシラビソが生えた亜高山帯の針葉樹林を歩いていて、苔の上に生えているのを何度も見ました。

家に帰ってからキノコ図鑑やネット検索で調べていて、最初は黒乳擬(クロチチモドキ)かと思ったのですが、場所が亜高山帯針葉樹林でしたので、黒乳茸の方が条件が合うと気付きました。黒乳擬の方は低地の里山などでみられるそうです。

写真を2つ並べたのは、それぞれの印象が違うのを見てもらいたいからです。良く見ると、細部の特徴は一致するのですが、傘に注目すると第一印象が違います。これが初心者にとってキノコの厳しいところですね。図鑑のキノコは今や全部写真です。一見して、これだけの違いがあると同じとは気付かず、見過ごすことになり、何時までたっても名前がわからない、ということになります。


2009年8月7日北八ヶ岳・麦草峠近辺
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by hanmaondo | 2009-08-25 19:53 | キノコ
2009年 08月 15日

白卵天狗茸(シロタマゴテングタケ)


2009年8月1日町田市相原町 大戸緑地        Minolta AF50/1.4 初期型
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傘の下に直ぐ見えている涎掛けのようなツバにご注目ください。これで根元に袋状のもの(専門用語でツボといいます)があるか、または根元が球根状に膨らんでいれば、テングタケ科のキノコということになります。

猛毒で知られた毒鶴茸(ドクツルタケ)や食毒不明の小卵天狗茸(コタマゴテングタケ)の仲間。しかも互いに良く似ています。いずれも致命的な恐れが有るので区別する必要がない程で、ともかく敬遠しなければいけないキノコです(汗) でも、だからこそ注目に値するわけで、ついつい違いを探します。


2009年8月1日町田市相原町 大戸緑地        Minolta AF50/1.4 初期型
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抜いてみれば柄が意外に長いことが分かります。そして末端が球根状に膨らんでいますね。

8月初旬から中旬、白卵天狗茸は図師や小野路の里山で盛んに見ました。今が最盛期なのでしょうか。概ね椚(クヌギ)や小楢(コナラ)の雑木林、詰り低山の広葉樹林です。


2009年8月12日町田市図師町 白山谷戸               Ricoh GRD
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参考までに最近GRDで撮ったものも添えます。実はキノコに限らずマクロで花や昆虫などを撮るときはミノルタの大口径レンズは向きません。被写界深度が浅すぎて被写体全体がシャープに撮れないのです。その点、銀塩28ミリ相当の広角レンズを付けたGRDはご覧のように楽にキノコ全体が被写界深度の中に納まります。
それでもミノルタの大口径レンズの方が好きで使う頻度が高いですね。単に私の好みなのですが。

毒鶴茸は傘が開ききっていても天辺が少し出ています。白卵天狗茸では、そんな事は無く、平に開いています。小卵天狗茸は全体がやや黄色いです。これが白卵天狗茸との明確な違いです。


2009年8月1日町田市相原町 大戸緑地        Minolta AF50/1.4 初期型
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毒鶴茸は1個半ぐらいの分量を摂取すると彼の世に旅立てるそうです。多分、白卵天狗茸も似たような致死性があるのでしょう。

さて、しつこく最後の1枚(^^) 今度は同定だなんだ、という退屈なことは忘れて周りの風景も取り入れた1枚。こんな時、広角レンズは助かります。


2009年8月12日町田市図師町 白山谷戸               Ricoh GRD
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白山谷戸の西側の尾根道で、ほぼ地に臥しています(^^) 気が入るとノーファインダーをしたくなくなるのです。それでも度の進んだ老眼には眼鏡を掛けていてもモニターに写った風景の構図は分かりますが、細部は見えていません。それも家に帰ってからパソコンの画面で見よう、という楽しみに変わって、結構楽しいものですね。
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by hanmaondo | 2009-08-15 18:18 | キノコ
2009年 07月 31日

ツノフリタケ



アカキクラゲ科ツノフリタケ属ツノフリタケ
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大戸緑地の青少年センター寄りにある駐車場で見つけました。
早朝に家から車で出発して目的地に着くと、先ずは珈琲を入れて飲むことにしています。見ると駐車場の端に丸太を真ん中から縦に切って、ベンチのように置いてあったので、これはいい、此処で珈琲をゆっくり飲もうと言うことになりました。座ってじっくり辺りを眺めていて、その座った木材にツノフリタケが出ているのを見つけたわけです。

木耳(キクラゲ)の仲間なんですね。今までキクラゲの仲間は結構いろいろ見つけています。たとえば、白くて濡れていると透明感があるシロキクラゲ、花びらのように咲いているハナビラニカワタケ、細かくて白い毛がいっぱい生えているアラゲキクラゲ、細い枯れ枝にいっぱい茶色な玉のように生えているタマキクラゲ、しわしわで真っ黒なヒメキクラゲなどです。なかでもツノマタタケは赤味が少しある橙色と言い、その形といい、ツノフリタケにそっくりですね。ただし、ツノマタタケの方が先が広がっているものが多いです。両者ともに木材に生えます。



2009年7月18日町田市相原町 大戸緑地  Ricoh GRD
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by hanmaondo | 2009-07-31 18:15 | キノコ