カテゴリ:当てずっぽう植物図鑑( 131 )


2011年 07月 31日

姫楮(ヒメコウゾ)の実

1 裏から
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ヒメコウゾの実は、とても食欲をそそる色をしていて、実際食べることができる木苺の1つです。
でも、口に入れると、ちょっとがっかり。


2 表から
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幼い頃に食べた木苺といえばモミジイチゴ。あの味に遠く及びません。
口にすると、少しばかり何か小さな硬いものが残ります。大したことは
ないのですが、少し興ざめ。後味が少し悪いのですね。


ヒメコウゾの雌花は、とても変わった形をしています。これも見てやってください。去年の6月12日の記事で扱っています:姫楮 (ヒメコウゾ)




2011年6月28日町田市野津田公園
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by hanmaondo | 2011-07-31 16:07 | 当てずっぽう植物図鑑
2010年 12月 09日

ヤブムラサキ

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一見してムラサキシキブだと思ったのですが、近縁のヤブムラサキのようです。
良く似た園芸種にコムラサキがあります。コムラサキは良く庭先に植わっていて
紫色の小粒な実が幾つも規則正しく並んでいて、いかにも園芸種らしい可愛らしさ
です。それに対してムラサキシキブは実の付き方が疎らで、木の丈もコムラサキ
より大分に高いようです。

ヤブムラサキであると思ったのは顎が残っていて、その上にその顎が毛深かそう
な姿をしていたためです。ヤブムラサキは木全体に毛がはえているようで、触ると
それを直ぐに感じることが出来ます。


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写真を撮る時期としては少し遅かったようで、葉とともに実を撮るのに苦労しました。
多くの木で葉が枯れすぎていて変な形に曲がったりしていたからです。これは少し
ましな方。


2010年11月21日町田市図師町 神明谷戸
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by hanmaondo | 2010-12-09 21:53 | 当てずっぽう植物図鑑
2010年 12月 07日

錦木(ニシキギ)の実

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錦木は枝に一大特徴がありまして、ハンマー音頭は実ではなく、枝から錦木を意識する
ようになりました。

里山を歩いていて枝に板状のものが四方に付いている低木を見つけました。「翼」と呼ばれ
ているようでコルク質で硬いです。つい手を出して、ぱりぱりと割ってしまいそう。

四方に出ているのですから、枝を切れば十字型に見えるでしょうね。でも、何のため?
この特異な形状から錦木は見分け易い樹木と思われます。但し、常に板状の翼を形成し
ているとは限らないようです。ちなみに翼を全く形成しないそっくりさんはコマユミ。そもそも
マユミとは大変近い親戚関係のようです。

11月21日に町田北部の多摩丘陵にある神明谷戸でこの実を見た時は、枝を見ることなく
何の実だろう?などとノーテンキに自問していました。

この実は焦げ茶色の顎が明瞭に残っていて、それで区別ができます。図鑑のたくさんの実を
比較して容易に錦木と分かりました。なぁんだ、枝を見たらよかった。でも、ちょっと離れていて
手前に水路があったから近寄れなかったんだよね。

錦木は秋に見事に紅葉します。これが名前の由来です。
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by hanmaondo | 2010-12-07 21:44 | 当てずっぽう植物図鑑
2010年 11月 30日

ユズリハの実

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ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木
ユズリハは長くて大きな葉が車輪状に付いていること、それから、葉と枝を結ぶ比較的に長い葉柄が、この写真ではそうなっていませんが、赤くて葉の緑と好対照をなしていることなどから目立つ木です。自宅の近所を散歩していて、見つけました。その葉の下側に黒紫色の小さな丸い実が幾つも付いて、赤い実ほどではないですが、これも目立ちます。

羊歯植物のウラジロとならんでお正月の縁起物として使われています。鏡餅ではウラジロやユズリハが半紙と餅の間に置かれて一種の下敷きに使われていたり、また餅の上に置かれるダイダイの下に置かれたりしていたようです。

ユズリハは春に新しい葉が出て古い葉と入れ替わるのですが、新しい葉が出揃うのを待って古い葉が一斉に落葉する様が、家の存続を願う昔の人々の気風に合ったらしく、子孫繁栄を象徴しておめでたいと思われたようです。


2010年11月13日八王子市別所
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by hanmaondo | 2010-11-30 20:38 | 当てずっぽう植物図鑑
2010年 07月 20日

黄烏瓜(キカラスウリ)


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もう一、二年になるでしょうか、夏に咲く烏瓜の花を撮りたいと思ってきたのですが、
なにしろ夜咲く花で、昼間は萎んでしまいます。夜に出かけるというのは、身近な
ところでないと厳しいものがあります。
で、半分諦めていたのですが、通勤途中、朝7時過ぎに自転車で山手線の線路脇
を走っていて、それらしき白い花を見つけました。

あれ、こんなに明るいのに未だ咲いている! 手振れの心配がないほどに明るい。
大喜びでさっそく何枚か撮りました。なかには閉じかかっているもの、広げていた
花弁の先端部分にある沢山の細い糸が内側に巻き戻ってしまったものなどもあり
ましたが、夜と変わらない、のびのびと拡がった姿を見せているものもあります。
ラッキーだな、何の苦労もないや、と大喜びしました。

でも、花弁先端部の糸状の部分がなんとなく太いような・・・
もっとクモの糸のように繊細な感じがしたのだけれど、なにかが違うな、と思えたので
調べ直しました。

すると、これが烏瓜に瓜二つの黄烏瓜であることが判明しました。
烏瓜は朝早く、花を閉じますが、黄烏瓜は朝方でも結構開いたままの株があるのだ
そうです。

やれやれ、烏瓜の花は今暫くお預けですね。矢張り暗くなってから出かけないといけない
ようです。

烏瓜も黄烏瓜も漢方薬や民間薬として知られているようです。咳止めや喘息に効果が
あるとか。また、根に大量の澱粉があり、これを採取して汗疹を抑えるパウダーとして
使うこともできるようです。



2010年7月2日 東京都渋谷区恵比寿(山手線線路沿い)
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by hanmaondo | 2010-07-20 18:14 | 当てずっぽう植物図鑑
2010年 06月 26日

ドクダミ


ドクダミ その1 2010年6月13日 町田市小野路町 布田道
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ドクダミの良さを、なんとか撮ろうと工夫して、見上げて逆光で撮った1枚です。透過光
も、捉えきれず、アイデア倒れで、いま1つ良さが出し切れませんでした。



ドクダミ その2 2010年6月12日 八王子市別所 長池公園
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こんどは16:9のハイビジョンTVのサイズで撮ってみました。葉の映像に伸びがあり、
自分では、少し迫力が出てきたような印象がしています。


ドクダミ その3 2010年6月13日 町田市小野路町 布田道
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3枚目は1枚目と同じ日に同じ機材で撮りました。
ドクダミの白い花の清楚な感じが一番出ていると思ってたのですが、ブログサイズに
縮めたら、その印象が薄まりました(汗)

ところで、この白い花びらは本来花弁ではなく、総苞というものだそうです。花は黄色い
部分に小さいものが幾つもかたまって付いて、花穂というものを形成しています。

そういうのは科学的には正確な認識の仕方だと思いますが、見ている人の感情としては、
りっぱな花びらです。そしてこの白い「花びら」の部分が新しいうちは、とても清楚な印象
を与えるのです。ドクダミが好きなのも、この時期の清楚な白さに負っています。
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by hanmaondo | 2010-06-26 21:36 | 当てずっぽう植物図鑑
2010年 06月 24日

栗の花


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栗の花を見ていると、自分がなんにも知らない阿呆だな、とつくづく思います。
この木と花が栗だと分かったのは、これが人の手によって谷戸に作られた栗林にあった
から。
花は6月に咲くものとして、他の木々のものに良く似たものが多いです。多分、どれも
ブナや小楢、クヌギなどの仲間でしょう。森の中でそんな木々が並んでいたら、多分
区別ができないでしょう。

栗の木は雌雄同株だそうですが、これが雄花なのか雌花なのか、知りません(汗)
葉の形はクヌギに良く似ているそうです。専門家はそれでも即座に見分けるポイントを
知っているようです。

栗は古代から食用として、また、建材として重要なものだったようです。縄文時代には
人手をかけて栽培もしたと言われています。茨城の鹿島神宮では、8世紀に大量の杉と
ならんで、栗の木を数千本植林しています。腐り難い木材として、再建時に土台付近に
使ったのでしょうか?

栗の木は梅雨時に花を付けるそうで、独特の匂いがあるらしいのですが、鼻が利かない
ハンマー音頭は全く気付きませんでした。季節感を、強く感じるものらしいのですが、それ
と分からないと、随分損をした気分です(笑)

2010年6月13日町田市小野路町 布田道
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by hanmaondo | 2010-06-24 22:19 | 当てずっぽう植物図鑑
2010年 06月 16日

山榛の木 (ヤマハンノキ)



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町田市北部にある野津田公園の、昔は茅場であった小さな丘の一角に1つポツンと立ってい
ました。なにやら緑色の実のようなものが枝先に幾つか付いていて目立ちます。名前が
分かったのは名札が付いていたから(^^)

山榛の木は砂防や造成地の緑化に利用されています。その理由は根に根粒を作って
根粒バクテリアと共生し窒素分が少ない土地でも成長できるからです。また、山葵田の
庇陰樹として植えられているそうですから、中伊豆に行くと出逢えそうです。

写真に見える緑色の実のようなものは実ではなくて雌花のようです。長いのもあるので
すが写真には写っていません。写っていない長いものは雄花で、雄花も雌花も秋ごろ
から形成され3月から4月にかけて花開くようです。私がこれを撮ったのが5月末ですから
もう花期は終わっているのですね。長い雄花はとっくに姿を消し、受粉した雌花だけが
残っているのでしょうか。これがやがて実になっていくのでしょう。ちなみに実は松かさ状で
数個が一箇所にかたまって付くそうです。

その実や樹皮にタンニンが多く含まれ染物の染料として利用されています。



2010年5月30日 町田市図師町 野津田公園
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by hanmaondo | 2010-06-16 20:55 | 当てずっぽう植物図鑑
2010年 06月 15日

車輪梅 (シャリンバイ)



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近所にある東京薬科大学の構内を歩いていて出逢いました。
バラ科の落葉低木です。
比較的暖かい地方の海岸地帯に多く、汐風に強いので海岸の崖
の上の日当たりの良いところに見られるというのが車輪梅の本来
の姿でしょうか。

潮害に強いだけでなく、乾燥や大気汚染にも強く、その上に刈り込み
にも耐えるというので公園や街路の分離帯などに盛んに使われて
いるようで、私たちにとっても日常的に出逢える木の1つと思われ
ます。

車輪梅の葉は枝先に集まって付き、それが車輪のよう、それに梅
のような花が咲くので車輪梅と名付けられたようです。

いかにもバラ科らしい白い花は5月に咲きます。黒紫色の実が
なり、秋から冬にかけて熟します。

薬科大学に植えられているのですから、何か薬効があるに違いな
いと思うのですが、薬用植物としては大したものではなさそうで
ネットで検索しても出てくる記述は限られています。

ともあれ車輪梅の葉には消炎作用があるそうで、煎じた汁(つまり
濃く出したお茶みたいなもの)を炎症部分にかけて洗浄するのに
使うそうです。また、打撲にも用いるとか。



2010年5月29日 八王子市堀の内 東京薬科大学薬用植物園
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by hanmaondo | 2010-06-15 20:34 | 当てずっぽう植物図鑑
2010年 06月 14日

ウワバミソウの花



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長楕円形の葉が歪んでいる。それがウワバミソウの特徴で、比較的
見分け易い草本です。

ウワバミソウは何時の日だったか数年前、やはり初夏の頃にひとり
長沼公園のハイキングコースから外れた谷すじで遊んでいた時、偶々
出逢った野草採りの青年に教わりました。

それから東京薬科大の薬用植物園でも見たのでブログに写真を載せて
いるにちがいないと思うのですが、発見できません。

今度花を付けたウワバミソウを見つけたので、この機会に独立した記事
としてアップすることにしました。

ウワバミソウは広葉樹林の湿った場所、一年中水があるところに群生し
ていることが多いようです。つまり山地の渓谷沿い、またその斜面と
考えてよいでしょう。

この写真を撮ったのも、正にそんな所でした。東京薬科大学の薬用植物
園は、里山の斜面を利用して造成されているのですが、小さな谷間のい
つも水が滴っているような斜面でセリバオウレンやユキノシタなどと並
んでいました。

そこはとても暗くて、いつも写真を撮るのに苦労しています。暗くて蛇が出そ
うな場所に生えている草という印象を呼んで、ウワバミソウと名付けられたら
しいです。

ウワバミソウはイラクサ科の多年草で、とても小さな淡い緑色の花を5月
から6月にかけて咲かせます。葉、茎、根元、ムカゴといたるところが食べら
れるそうで、ビタミンCが豊富だとか。特に東北で好んで食べられている
のかもしれません。ミズナと呼ばれているようです。



2010年5月29日 八王子市堀の内 東京薬科大学薬用植物園
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by hanmaondo | 2010-06-14 18:33 | 当てずっぽう植物図鑑