ハンマー音頭の写真日記

hanmaondo.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:撮影技法( 32 )


2009年 09月 14日

50ミリマクロレンズで出来るだけ絞ってみました



1 萩(ハギ)
a0084757_2047556.jpg




萩というのは、不思議な花ですね。色は薄いピンクで綺麗ですが、花がとても小さいです。ハンマー音頭のように老眼が進んでいると、近くに寄ってもピンクの点々がいっぱいあるなぁ、ぐらいにしかみえません。それでも萩というのは、かの万葉集の歌人たちに最も愛されたようにみえます。なにしろ春の梅の花と並んで、彼らに最も頻繁に詠われていて、140首ちかくもあるのだそうです。それにやがて来る中秋の名月には、萩とススキとお団子で15夜お月さんを愛でるなんて風流なことをつい最近までしていたらしい。現代人と違い、テレビも見ず、新聞も読まず、パソコンなんかで眼が慢性疲労に陥っている我々と違い、古代や中世の日本人はめちゃくちゃに眼が良かったに違いない、よし、それなら俺だって文明の利器を用いて彼らの能力に迫るぞ、と言う訳で、よく見えない小さな花をマクロレンズを駆使して撮影し、後ほどモニターに大写ししてやろうという気になりました。なるほどー、眼がいい奴には、こんな風に見えるのか、というのが感想です。


2 ススキ
a0084757_2144054.jpg




さて出かけたのは近場の長池公園。萩は駐車場に幾つか咲いていました。使用したレンズは何時もの様にミノルタAF50mmF2.8初期型です。このレンズでは、いつも開放近くで撮って、ボケボケ写真を連発しておりますので、今回は極力絞って、少しでも被写界深度を上げて、鮮明な部分を増やすことにしました。その為、萩の花に日が当っているにもかかわらず、普段100で撮っているISOを倍の200に上げ、絞り値はF8にし、マイナス1.7の補正を掛けています。

で、実際やってみた感想ですが、マクロ撮影はいつもながらシンドイですね。F8まで絞っても、被写界深度はそれほど増えません。そのせいでファインダーを覗いていると、自分の体が常に揺れ動いているのをつぶさに感じます。ピントが合ったり外れたりを繰り返しています。それを何とか安定させようと何度も息を止めていると、その内酸欠でくらくらして、苦しくて堪りません。ともかく、前後に揺れ動いているのだから、一瞬ピントがある瞬間があると気付いて、そこでタイミングよくシャッターを押すという動作を何度も繰りかえしました。成功率は3枚か4枚に1枚です(苦笑)


3 藤袴(フジバカマ)
a0084757_21265213.jpg




今回の結論は、マクロ撮影ではどんなに絞っても大接近していると被写界深度は矢張り狭く、三脚を使わない限りどんなに絞っても効果は期待できないということです。でも、三脚は使いません。あくまで手持ちです。私のカメラ散歩は身軽を信条としていまして、三脚なんてあんなに重いもの、持って歩く気にさらさらなれないのです。その上、町田の里山のように人が来ない所は構いませんが、少しでも人が通るところは、三脚族は大いに迷惑です。それに三脚使っている人に限って、撮りもしないのに場所を占領して他人に迷惑を掛けているものなのです。

あ、ちょっと脱線しました。結論ですが、接近しすぎるのは失敗する確率を高めるので、マクロでも若干離れて撮ることにしましょう。ちょっと距離を置くだけで、実は被写界深度がどっと増えます。寄れば寄る程、薄くなるのです。

こうして少し離れて花が十分な大きさでなくなっても、後でトリミングをして若干拡大してしまえばよいのです。そうすれば十分にシャープで大きな絵が出来るでしょう。


4 ガマズミ
a0084757_21384596.jpg




さて、マクロ撮影の話しはもうお終い。マガズミの実が随分赤くなって、秋らしくなってきましたね。朝晩はめっきり涼しくなり、上着が欲しいのですが、帰ってくる頃は暑くてシャツ1枚の方がぴったりです。


5 ミソハギと稲田
a0084757_21414592.jpg



ここ多摩ニュータウンの長池公園でも初秋の印はいたるところに見られます。来週は連休ですね。絶好の気候で皆さんもきっとお出かけになるのでしょう。ハンマー音頭は日本の休日が関係ないので、仕事です。通勤電車がすいているのがメリットですね。
[PR]

by hanmaondo | 2009-09-14 21:46 | 撮影技法
2009年 01月 07日

冬の被写体探し



1 朝日
a0084757_55234.jpg
2008年12月26日町田市下小山田 小山田緑地 Minolta AF50/1.4 初期型




里山を歩き回る自然志向派のハンマー音頭には、冬の被写体探しは至難の業です。


2 冬枯れ
a0084757_627871.jpg
2009年1月6日町田市下小山田 Voigtländer Apo-Lanthar 90/3.5 SL



なにしろ大好きな野草もご覧の通り。初心者の哀しさで、本来の姿がどんなものだったのか見等もつきません。


3 名残の紅葉
a0084757_6303327.jpg
2008年12月26日町田市小野路町 神明谷戸 Minolta AF50/1.4 初期型



一面の枯れ葉色の中、少しでも華やかな色を見つけると駆け寄って撮ってしまいます(^^) 皆さんはこの時期、何を撮っていますか?
[PR]

by hanmaondo | 2009-01-07 06:48 | 撮影技法
2008年 08月 25日

スロー・シャッター



1 熱海・多賀の花火 2秒
a0084757_8575295.jpg



16日に熱海は多賀で花火を初めて撮って以来、スロー・シャッターの魅力に取り付かれました。これを昼間にもやったら、どんな絵ができるのでしょう?


2 蕎麦屋の湯のみ 1秒で静物に「廻し撮り」
a0084757_8593929.jpg



ということで、先ずは昼時、注文したカレー饂飩を待ちながら、手元の湯のみ茶碗を1秒かけて撮ります。その際、カメラをぐるっと時計回りに廻したのがこれです。

花火の時は、殆ど振っていません。 それでも花火は勝手に散ってくれますから、スロー・シャッターで撮っていれば、光跡が残ります。それがこの1の写真では少し歪んでいるのは、手持ちだからです。それに対して、動かない湯のみでは、カメラをぐるっと一回ししています。


3 路傍の植え込み  1/15秒で静物に「振り撮り」
a0084757_96472.jpg



コンパクト・デジカメで日中、スロー・シャッターをやろうとして生じる困難は、明るすぎるのと、絞りが最大でもF9までしか絞れないので、ISOを最低の64にしてもせいぜい1/15秒ぐらいまでしか、スローになってくれないことです。

路傍の植え込みでは、ほんの軽くカメラを横に振りました。それに大して1の場合はお蕎麦屋さんの中ですから暗く、1秒のシャッター・スピードを稼ぐことができました。


4 走る車  1/5秒で流し撮り
a0084757_964211.jpg



これは、普通の流し撮りです。ただし、車のようなスピードが出る乗り物では、1/60秒ぐらいが普通です。それを1/5秒ぐらいにまで下げてやれば、普通は失敗して訳の分からない絵ができあがります。今回は、寧ろそれを狙っています。


5 おみ足 1/18秒で流し撮り 足フェチになりそう(^^)
a0084757_971864.jpg



歩行者相手の流し撮りです。この場合は1/18秒と言うのは、適切なスロー・シャッターだと思います。但し、振り方を気をつけないと、単にブレブレ写真になり易いスピードです。

5の場合、歩道橋の階段を上りながら、当てずっぽうでカメラを振りました。その結果、その振りと同調したのは右足だけ。

この一点だけ合うというのは、歩行者を相手に流すと良くあることのようです。結果、右足だけにフォーカスが当って、ちょっと、くらっと来ました(^^)

意図的にブレを狙うのも、技法としてはありかと思いますが、全部ブレブレでは、なにに焦点が当るのか分かりかねるので、見せられても困るでしょう。
これからも、時々はこんな風に実験的に撮ってみたいとおもいますので、寛如の心でお付き合いください(^^)


 
[PR]

by hanmaondo | 2008-08-25 19:03 | 撮影技法
2008年 07月 11日

デジタル一眼でノーファインダー



1 Minolta AF50/1.4初期型   絞り値 F1.7
a0084757_2027139.jpg



マスターが入れる旨い珈琲が飲みたくて、久しく行けなかった喫茶「友愛」
へ出かけました。 そこでシュガーポットを前景に、背景のかしましい小母さ
んたちを背景に絡めてみましょう。

ん? テーブルが低くて、背景の小母さんたちが見えない(汗)
まぁ、勿論、顔をテーブルにぴたっとくっ付ければ見えるでしょうけど、
余り見せられる光景じゃないしなぁ。野原だと、直ぐに腹這っちゃうのだ
けれど。 えい、ノーファインダーだ(^^)

ん?ボケ過ぎかな?なら少し絞ってみようか。


2 Minolta AF50/1.4初期型 絞り値 F5.0
a0084757_20272862.jpg



F1.7からF5.0へ絞り値を上げて、詰り絞りをより小さくしてみました。
ボケ具合は、こちらの方が適切かな?でも、これって人それぞれの好み
があるので、誰でも2枚目の方が良いとは限らないでしょう。

ところで、ちょっとピンポケ。オートフォーカスは使っていません。
手前のポットにピントを合わせるつもりですが、オートフォーカスでやった
ら、何処にピントが行くか分かるわけがない。なんせ、見てませんから。

それで一度ファインダーを覗いてポットにピントを合わせ、ピントの位置を
固定して撮りました。でも、やはり微妙にずれていますね(汗)

これをコンパクト・デジカメのリコーGRDでやると、マクロにしてAFで撮り
ピントは向こう任せで、とても単純です。但し、GRDでもピントが上手く
合うのは3枚か2枚に1つですから、幾つも撮っておくことになります。

比べて見るとGRDの方が簡単ですね。一番の理由は28ミリ相当の
広角レンズだからでしょう。但しレンズの味は、柔らかいミノルタの単
焦点レンズの方が好みです。


3
a0084757_20292321.jpg



店を出ると、店先にはこんな花が。 多分桔梗かな?


4
a0084757_2030392.jpg



見上げるとこんな空。未だ明るいでしょう。これは今日の多摩ニュータウン
は自宅ちかくから見上げています。
[PR]

by hanmaondo | 2008-07-11 20:54 | 撮影技法
2008年 07月 03日

絵画風に



a0084757_20491831.jpg




ブレブレ写真で絵画のタッチを狙ってみました。
歩いている人を横から撮る時は、スローシャッターでカメラを進行方向に
軽く振れば、かなり動感がある写真が撮れます。
でも、前と後から撮ると話しは全く違います。
人が歩く時、上下動がかなりあるのです。

どうせ上下に揺れているのなら、一緒に上下に振ってやれ、と考え
ご覧の様な絵が出来上がりました。
カメラを振った軌跡が絵筆のタッチのように、残っているとは思いませんか。

目下、流し撮りやスロー・シャッターで色々試し撮りをしています。
自分にとって何か新しい表現方法がないか、探っているところです。
[PR]

by hanmaondo | 2008-07-03 21:01 | 撮影技法
2008年 06月 20日

溶けていく日常


1 自転車に乗る人
a0084757_2045853.jpg



2 歩み去る歩行者
a0084757_20453852.jpg



3 通り過ぎる車
a0084757_2046032.jpg




ご覧のように私達の世界は、ふと気付くと溶け出して
消えて行ってしまうのかもしれません。
[PR]

by hanmaondo | 2008-06-20 17:17 | 撮影技法
2008年 05月 28日

ノーファインダーで

1 これは何の実でしょうか?
a0084757_2181888.jpg



春の野に喜んで寝転ぶハンマー音頭も、好きなマクロ撮影とは言え
さすがに都心の路傍で腹這う気にはなれません(^^)

それに誰かさんのようにアングルを自由に変えられるライブ・ビュー付き
のデジカメなんて、あらたに買えないし。ということで、そう言う時は
ノーファインダーです。

ノーファインダーでは、ファインダーもモニターも見ないでシャッターを押し
ます。ここで使ったコンパクトデジカメはリコーのGRDですから、銀塩に
換算して28ミリ相当の広角レンズを搭載しています。この広角の画角で、
どの範囲の被写体がカバーできるかモニターを見ずに思い浮かべること
ができれば、ノーファインダー撮影ができるわけです。
一つ、やってみませんか。

デジタルですから失敗しても消去してしまえば良いのです。成功するまで
何度もやることができますから、そんなに難しいものではありません。
それに腹這わなくとも地面の被写体が撮れるようになりますよ。


2 紅葉の実
a0084757_218582.jpg



さて、1枚目は地面すれすれでしたが、今度は腕を伸ばしてのノーファ
インダー撮影です。木は高いですから、花も実もアイ・レベルでは無理
なことがほとんどです。そんな時、腕を伸ばして撮ります。当然ながら、
モニターなんか見えません。
お試しください。






2008年5月15日 東京都港区広尾 祥雲寺 リコー GRD
[PR]

by hanmaondo | 2008-05-28 18:59 | 撮影技法
2008年 04月 06日

シャッター・スピード  恐怖の1秒

都心では染井吉野が盛大に散り始めた春たけなわのある日のことです。

1 恵比寿・たこ公園前       GRD
a0084757_192398.jpg



昼過ぎに遅い昼食を取ろうと小さなレストランに入り、入り口傍の席に座りました。窓の外に目をやると、道路向かい側の桜並木から静心なく花びらが散っています。


2  窓際の席で
a0084757_1925449.jpg



注文したランチを待つ間、例によって何でも撮ってしまいます(^^)
すかさずGRDを持ち出しパチリ。

あれ?一応外にピントを合わせて、そちらの明るさをメインに測光
させたつもりなんだけど、白飛びして桜の花が識別不能になってる。
やはり分割測光で、レストランの内部の暗さも一緒に計算されたんだ。
こんなこともあるから、昔懐かしい中央重点測光にセッティングしておけ
ばよかったかな?そうすれば、真ん中に置いた明るい窓の外に引っ張ら
れて、桜の花も識別できるぐらいの測光結果になったかもしれないな。
それともスポット測光で行けばよかったかも。でもスポット測光って、
一点だけしか適正に測光してくれないから、たとえ今度の場合は適正でも、
他の大部分の場合はとても適正とは言えず、一々考えなくてはならなくて
めんどうだ。
さて、分割測光でも補正をかけなければいけなかったんだろうなぁ。でも、
どの程度?分からない。やってみて微調整するしかないな。



a0084757_19304234.jpg



などと考えながら向かいの席をパチリ。
ん?シャッターが・・・ 何時までも終わらない(汗)
あれ?! もしかして凄く長い・・・(汗汗)
あっ、1秒だ(驚愕)

勿論ぶれてます。それでも、1秒というスローシャッターで、しかも
肘を突いたわけでもなく、特に意識して確保に努めたわけでもなく、
単に両手を使った結果としては立派なもの(笑)

参考までに下にISOを64から400に上げて撮ったものをアップいた
します。


4 Ricoh GRD F2.4, 1/7, ISO 400
a0084757_19312328.jpg



比較しますと、1秒ではどうしても眠い絵になってしまったのですが、1/7秒
ではそれが軽減されています。

さて、ぶれない写真を撮るためにはシャッタースピードを十分に取れと
言われています。ぶれないための安全なシャッタースピードは、レンズの
焦点距離に比例すると言われていて、50mmレンズならばそれは一般に
1/50秒、100mmなら1/100秒だそうです。

リコーのGRDは28mm相当の広角単焦点レンズが付いていますから、
安全スピードは1/28秒です。それでも経験者は普通2段遅くなっても
耐えられるのが普通です。1/7秒は丁度その2段下に相当しますね。

どんなに優れた撮影のベテランでも、それ以下になるとどうしてもぶれて
しまうシャッター・スピードがあって、それは私の師匠によると1/4秒だ
そうです。1秒となったらテーブルなり、フェンスの上なり、どこかしっかり
したところにカメラを置くしかないですね。次善の策は、カメラを主に支え
ている左腕の肘を身体に密着させて固定度を増し、呼吸を計ってシャッター
を静かに押す。かなりの緊張度です(汗)

因みに私も何度か1秒に挑戦しましたが、今回ほどうまくいきませんでした。
意識してやると1秒の長さに耐えられず、呼吸が乱れ身体に振るえが来る
のです(苦笑)
今回の場合、意識していなかったのが良い結果に結びついたのでしょう。
かといって、成功と言うほどではなく、比較的にうまくいった、というだけ
なのですが。

さて、またまた参考までに下に最初の1秒で撮ったブレ写真をレタッチで
修正したものをご覧に供します。レタッチと言ってもフォトショップのような
大仰なものでなく、ピカサに付いている簡易レタッチソフトでコントラストを
若干強めてシャープネスをプラス1掛けたものです。なんとかなってしまう
ものですね(^^)

5 レタッチで修正
a0084757_19314412.jpg



6 それでは今回はこのへんで、さようなら
a0084757_1932653.jpg

[PR]

by hanmaondo | 2008-04-06 22:12 | 撮影技法
2008年 03月 29日

マクロ撮影と背景

ミノルタAF50/2.8マクロ初期型で撮る薬師池公園
a0084757_22103150.jpg



今日土曜日は友人らと多摩ニュータウンの花見に出かけ、馬鹿を言い合いながらマクロ撮影の練習もしてきました。

天気予報では最高15度と昨日より2度寒く、風も強いと言われていたのですが、これは外れ、風もなくポカポカと暖かくて春爛漫を満喫することができました。


冒頭の写真は、マクロで手前の桜にピントを合わせ、背景をある程度ぼかして撮ったものです。 これはデジタル一眼レフに単焦点レンズを付けて撮っているのですが、友人らはコンパクト・デジカメや一体型と呼ばれる一眼形コンパクトデジカメなので、私のデジタル一眼レフ+単焦点レンズのコンビのようには簡単にボケてくれません。そのためにはマクロ撮影にして撮るしかないのです。

友人らのデジカメは3年、或いはそれ以上古い機種で、物によっては200万画素だったり、絞り値をどのダイヤルで変えるのか分からなかったり、ISOのボタンがなかったりと様々な困難があって、ハンマー音頭の少ない経験では対処するのがほとんど不可能なものもありました。それでもマクロ撮影のボタンはあります。デジタルコンパクトカメラの一番の売りの機能ですものね(^^)

もともと人の指導ができるような技量はありませんので、大汗の連続でしたが、後に送られてきた写真を見ると、あれまぁ、見事に成功しているものがあります(喜) しかも、成功率も人並みです。やればやれるものなんだなぁ、とほっといたしましたが、考えてみれば、これは全くの初心者っぽく振舞っていた友人らの潜在能力のなせる技なのだろうと、思いました。団塊の世代ですから、何らかの形でカメラとは向き合った経験が必ずあるはずですもの。それがデジタル化されてから、要らない機能がやたらに増えて、その上メニューで呼び出さなければ成らなくなって混乱し、初心者然と振舞わざるを得なくなったのでは。

ところで背景のボケ具合は、いろいろな条件があって単純ではありません。
ボケを大きくするためには一般に

1) 絞り値を出来るだけ開放値に近づける
2) 出来るだけ長い焦点距離のレンズを使う 
3) ピントを合わせる被写体に出来るだけ近づく
4) ピントが合った被写体とボケる背景の距離は大きければ大きいほど良い

とまあ、こんなところでしょうか。
詰り、単焦点の大口径レンズが有利、マクロ・レンズが有利、ということです。
コンパクト・デジカメは一般に余りぼけてくれませんが、それでもマクロ機能を使えば、背景がぼけます。これを覚えて欲しくて揃って練習しました。

さて、ボケにはボケ質があって、なんでもボケれば良いというものでもありません。今日の1枚のボケ具合は如何でしょうか。大口径ですから、へたをすると背景は大ボケしてしまい、何があるのか分からなく成ります。それでこの写真ではF7.1まで絞り込みました。

これぐらい絞り込めば、何時も同じ程度に背景がボケるかというと、違います。手前のピントを合わせる被写体にどれほど近づくか、或いは遠ざかるかでボケ量は大変わりします。ちょっと離れたら、F2.8 の開放でも同じようなボケ具合になったり、全くボケなかったりするのです。この関係は複雑で何度も距離を変えて撮って試行錯誤するしかない、というのが実情です。

で、貴方は今日の見本のボケ具合をどう見ますか?率直な意見をお聞かせください。忌憚のない意見を聞けたらと、願っていますので、よろしければ鍵コメで思う存分、吐露していただければ(笑)





 
[PR]

by hanmaondo | 2008-03-29 22:44 | 撮影技法
2008年 02月 28日

梅・逆光で撮ってみました


a0084757_218411.jpg



梅は桜と並んで、撮るのが簡単でない植物ではないでしょうか。
なかなか、絵になってくれません。

今回は、銀塩28mm相当の広角レンズをつけたリコーGRDでマクロ
撮影しました。その際、特に逆光で撮って花びらの透明感を出すのを
狙いました。いかがでしょうか。


a0084757_2183458.jpg



枝に花を咲かせる梅や桜は、見上げて撮ることが多いので、ごく自然に
逆光ぎみになります。

でも、漫然と撮っていると、(2)のように、余り花びらに透明感が出ません。それでも、マクロで撮る時の狙いである背景のボケはしっかり出てくれたようです。

(1)の場合は、ある程度ハレーションを期待しています。
これは、見る人に春の陽光をオーバーに意識してもらいたいと考える
からです。

広尾・祥雲寺
2008年2月22日
[PR]

by hanmaondo | 2008-02-28 21:26 | 撮影技法