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ハンマー音頭の写真日記

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2010年 11月 30日

ユズリハの実

ユズリハの実_a0084757_1892193.jpg


ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木
ユズリハは長くて大きな葉が車輪状に付いていること、それから、葉と枝を結ぶ比較的に長い葉柄が、この写真ではそうなっていませんが、赤くて葉の緑と好対照をなしていることなどから目立つ木です。自宅の近所を散歩していて、見つけました。その葉の下側に黒紫色の小さな丸い実が幾つも付いて、赤い実ほどではないですが、これも目立ちます。

羊歯植物のウラジロとならんでお正月の縁起物として使われています。鏡餅ではウラジロやユズリハが半紙と餅の間に置かれて一種の下敷きに使われていたり、また餅の上に置かれるダイダイの下に置かれたりしていたようです。

ユズリハは春に新しい葉が出て古い葉と入れ替わるのですが、新しい葉が出揃うのを待って古い葉が一斉に落葉する様が、家の存続を願う昔の人々の気風に合ったらしく、子孫繁栄を象徴しておめでたいと思われたようです。


2010年11月13日八王子市別所

# by hanmaondo | 2010-11-30 20:38 | 当てずっぽう植物図鑑
2010年 11月 29日

ミヤマタマゴタケ

ミヤマタマゴタケ_a0084757_18405869.jpg



ミヤマタマゴタケは発見されたのがごく最近で、そのために図鑑に載っていないキノコです。
それと分かって探したら、多摩丘陵では結構出逢いました。きっと、これまでも何度も出逢っているのでしょうね。でも、初心者のハンマー音頭は違いも分からず、ツバがあるのにツルタケとかと勘違いしていたのでしょう。

ミヤマタマゴタケ_a0084757_18411881.jpg



日本では4000種ほどのキノコがあるといわれています。まだまだ、新種が発見されることになるのでしょう。

手元の図鑑は、1200種ぐらいしか掲載していません。とても足りません。でも、数多く扱えば良いというものでもない、ということに最近ようやく気付きはじめました。

載せている写真の出来で印象が違ってきます。
通り一遍の解説では、記憶に残りません。記述の巧拙は、初学者にとって決定的な意味を持っていると思います。その結果は・・・   幾つも図鑑を買い込むことになるのです(泪)


最後の写真は、ミヤマタマゴタケに似ているのだけれど、なんとなく違うキノコです。ツバが3つも!?
これでもミヤマタマゴタケでしょうか? どなたか分かったら教えてくださると助かります。

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1枚目と2枚目:2010年10月17日 八王子市南大沢 清水入緑地
3枚目: 2010年10月29日 八王子市堀之内 東京薬科大学構内

# by hanmaondo | 2010-11-29 19:19 | キノコ
2010年 11月 27日

樅(モミ)

樅(モミ)_a0084757_18542482.jpg




裏高尾に「いろはの森」という場所があって、そこには木々に名札が付いている、という話しです。
それはいい、自然の中の樹木図鑑だ。すごく覚え易いに違いない、と樹木の名前がさっぱり分か
らないハンマー音頭は大喜び。さっそく出かけました。

写真が樅の木です。今日のことですから背景は紅葉しています。
ハンマー音頭には名札が付いていなかったら樅だかツガだかトウヒだか、きっとさっぱり分からな
かったことでしょう。

樅は松の仲間です。幹が真っ直ぐに伸びて姿が優美なため、丘の上にぽつんと1本だけ立って
いようものなら、ほとんど神々しい姿。で、神が宿っているにちがいないと尊崇を受けたりしていま
す。ただ、余り長生きせず、150年ぐらいで枯れてしまうとか。もっとも兵庫県には1000年樅と
呼ばれる神木があるとか。

材としては柔らかく加工しやすいのですが狂い易いために保存性がなく、棺おけとか卒塔婆ぐらい
に使われていたようです。

「樅の木は残った」という小説がありますが、仙台は樅にとっては少し寒すぎるかもしれません。
作者はその優美な姿に惚れたのでしょうが、少し思い違いがあったかもしれませんね。
分布は東北も南部以南、それに太平洋側に多いようです。

ところで樅の木はドイツ語のTannenbaumの訳語に充てられていますが、日本の樅とは少し
違うようです。ここら辺の違いは難しくて専門用語と専門知識がないとドイツ語で読んでいても
さっぱり分かりません(汗) 少しは樹のことが分かるようになったら解明してみたいですね。

# by hanmaondo | 2010-11-27 21:24 | 樹木
2010年 11月 18日

正山寺から横山の道へ

1 横山の道に見る椚(クヌギ)
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久しぶりに町田北部にある多摩丘陵は押越の正山寺を起点に里山を歩きました。

横山の道は、万葉集にも記載されたいにしえの古道を整備して復活させたものです。


2 山茶花
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この日は自宅から車で10分ほど南下して町田北部の小山田にある正山寺に至り、そこ
から自宅方向(北)に歩いて多摩市と町田市の境をなす尾根の登り、尾根筋を南西に辿って
途中からもと来た正山寺へと戻る、というルートを取りました。

3 藪蘭の黒い実
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持って行ったレンズはミノルタAF100/2.8 Macro初期型1本だけ。花ももうないし、高い処に
ある赤い木の実でも撮ろうかと考えたのです。

4 コセンダングサ群落
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歩く途中、目に付いたものを幾つか撮りました。11枚ほどご覧下さい。


5 金水引(キンミズヒキ)の実
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6 オニノゲシ?
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7 ヤマトシジミ
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8 ツルボの実
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9 タツナミソウの実?
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10 仙人草の実
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11 ツリガネニンジン
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# by hanmaondo | 2010-11-18 21:09 | ご近所シリーズ
2010年 11月 16日

東京薬科大学から平山城祉公園へ

1 曙杉も色づき始めました
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友人等と奥多摩むかし道を遊覧した1週間後の日曜日、近所の平山城祉公園を散歩しました。
平山城祉公園へは、足繁く訪れる東京薬科大学の構内を通り抜けて行きます。8枚ほど写真を
ご覧下さい。


2 一際赤い蔦の絡まる楠と池のむこうのカエデを横目に通りすぎます
東京薬科大学から平山城祉公園へ_a0084757_1844167.jpg



3 銀杏がはらはらと落ちるのを見ながら平山城祉公園へ
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4 赤い実の形と葉の形から臭木と思われます
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5 公園は主に雑木林で色合いに乏しく晩秋を感じます
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6 ニガクリタケ
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これが、近頃毒キノコ騒ぎで新聞をにぎわしたニガクリタケです。私としては黄色が勝る
ニガクリタケは比較的区別しやすいキノコなのですが、キノコはどれも個体差が激しく
他の似たキノコと混ざっていれば区別が難しくなるのは理解できます。


7 公園中ほどの谷へ降りる道
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8 冬桜?
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晩秋に咲いて一重の花びらを見れば、フユザクラかなと思います。それに対して十月桜
は八重咲きのようです。

平山城祉公園は幸いにも「開発」から取り残された里山の一部を自然公園としたものです
から、草木の他に特に見るものはありません。それに草木も地味なものが多く、ここに揚げた
写真で色合いがあるものは概ね東京薬科大学構内のものです。さすがに薬科大学ですね。
変化に富んだ植栽を作り出すのはお手の物。撮る私としても、ついついそちらに気をとられて
シャッターを押してしまうというわけです。

# by hanmaondo | 2010-11-16 21:18 | ご近所シリーズ