2008年 02月 14日
1 お隣り さて、熱海の最終回。 師匠の匠さんが、少しはテーマを立てて写真を撮り、組写真にしろと 熱心に教えてくれたことが何度もありましたね。漫然と撮って、撮った 時間順に並べてるとビジターにとって退屈極まりない「行って来ました 写真」のオンパレードに成るぞ、と警告してくれたっけ。 教えはいつも尊いけれど、弟子の能力は、また別の話(^^) で、だらだらと訪問時間順に観光写真を並べます。退屈、勘弁! 友人のリゾート・マンションは海際に立っていて、前は海、背後は崖です。 その崖の中腹に東伊豆の海岸線を南端の下田まで下る国道135号線 が走っていて、ここから橋を渡ってマンションに入ります。但し、入口は マンションの屋上にあって、居住部分へはそこから下に降りていくことに なります。 で、この写真はその橋を渡りながらお隣さんを見下ろして撮りました。 2 岬 おっといけない、ベランダから見た、この手の海の写真は、既に初回に アップしてありましたね。 えーと、消そうかな。面倒だな、えい、このままにしてやれ。 と怠け者の横着です。申し訳ないけれど通路に掛けてある、どーでも 良い額縁だとでも思って、さっさと通り過ぎてやってください。 3 澤田政廣記念美術館の野外彫刻 1 遅く起きた日曜日。漸く11時頃に出かけました。先ず訪れた先が 熱海梅園。大勢の行楽客が梅祭りの今、押し寄せてきます。駐車 場探しに一苦労。漸く止めて500円なりの料金を払い梅園と思しき 入口を入っていくと、幾つかの彫刻が目につきます。 これは熱海ゆかりの彫刻家 澤田政廣(せいこう)の作品で、彼の 作品を集めた澤田政廣記念美術館の入口です。入場料300円を 払わなくとも、周りにある野外彫刻を見れば、彼の作風がある程度 は理解できそうです。 総て作者が付けた題名が添えられているのですが、こちらは3人 連れでゆっくり見ている暇がありません。急いでパチパチと撮った 4作品を並べました。 4 澤田政廣記念美術館の野外彫刻 2 防人? 古代の兵士みたいな男性が地に臥しています。防人でしょうか? 後でボケているピンクの花は熱海桜。梅だけでなく、桜まで咲いて いました。 5 澤田政廣記念美術館の野外彫刻 3 「黄泉の醜女」 目に留めた題名は、あらかた忘れちゃったのですが、これは余りに も題名が印象的で、しっかり覚えていました。 でも、そんなに醜くないと思うのですが・・・ 良く見ると身体はしわだらけ。なーんだ、単に老いているだけじゃないです か。でも、老人というには、恥じらいみたいな風情があって、寧ろ若い 感じがするなぁ。 ゲージツ家の考えることは、良く分かりません。 6 澤田政廣記念美術館の野外彫刻 4 蒼穹? うろ覚えですが、こちらは確か「蒼穹」とか「大空」とか、そんな類の題名 がついていました。スフィンクスみたいですね。鍛え上げた身体に、女性 らしい、ほっそりとしたところもあり、でも、なんとなく怖い(^^) 7 梅園 梅園は美術館に隣接しています。 入って行くと人ごみの中(笑) その上、枝振りの良いのを必死で選んで撮った梅の花の写真は あらかたボツ(泣) 桜と並んで、梅を撮るのは難しいですね。 矢張り、望遠レンズを使い、マクロ撮影で大写しにでもしないと、 花が小さいので、梅のよさが出ません。 私の今日のレンズはペンタFA77の中望遠ですが、これでは 足らないと思いました。但し、マクロレンズであれば、これでも 十分大写しが出来ますが、ポートレート用に造られた77や他の 85ミリレンズは、マクロレンズはなかったと思います。 ああ、そうだ、100ミリマクロにするべきだったな。 さて、大写しですが、一輪の梅の花を大写しにすれば、確かに綺麗 です。でも、そうすると折角梅園に来た意味がなくなってしまいます。 なぜって、一輪だけ撮るなら、何処で撮っても一緒ですからね。 そこで、梅園らしさを出すために、そこにある何かを一緒に絡めないと、 と考えました。 問題はもうひとつあって、ピントです。 背景の人々をボカしたのは正解なのですが、合っていないと困る 肝心の梅にピントが来ていません(汗) これ、実は私にはかなりショックなのです。でも、こんな風にピント の甘い写真を連発してました。 IstDS2のオートフォーカスに問題があるのかも知れません。私の 所有するボディに限った欠陥かも、とも考えます。 何度も、こんなことがあるのでマニュアルでも試みましたが、満足 いく結果が出ていません。自分の老眼に痛めつけられた目の悪さ もありますね。 8 待雪草 梅園には花壇もあって、そこに待雪草が咲いていました。ヨーロッパで 良く知られた花です。春を告げる花でもあるようです。ドイツ語では シュネー・グレックヒェン(小さな雪の釣鐘の意)と言います。スノー・ドロップ というのが英語名のようです。 9 梅見の滝 広い園内は、色々工夫が凝らされているようで、この梅見の滝は 滝の後に通路があって、その通路の窓から梅の花を観賞することが できるようです。 この他にも、かつて森首相と金大中大統領が此処で会談したことを 記念して、わざわざ韓国から材料を取り寄せて造らせた韓国庭園が あります。 10 ミス熱海 と、そこへミス熱海が!! 今日はミス熱海の撮影会だそうで、行楽客は誰でも一緒にカメラに 収めてもらうことができるのだそうです。 常日頃、うら若き美女を撮りたいのだけれど、そんな幸運にめぐり合わ ないハンマー音頭は大喜び。早速、同行の友人に一緒に並んでもらえ、 と勧めたのですが、気が進まない様子。あれ、と思いよく見ると、2人は 殆ど寝巻き見たいなものを着てました(><) あ~あ、これじゃ無理も無いよ。ずーと、残っちゃうものね。それも 美女と一緒じゃ、益々惨めになっちゃうしなぁ。ま、気持ちは良く 分かる(笑) 仕方がないので、他の観光客と一緒に並んでいるミス熱海を 撮りました。 知らない人がバッチリ一緒に写っていたので、トリ ミングで削除。 11 子恋の森 梅園を出て、次に向かったのは熱海駅裏側に聳える子恋の森。 その中腹にある伊豆山神社です。 12 伊豆山神社 参道 13 灯篭 14 眺望台 伊豆山神社からの眺めは手前に初島、彼方に伊豆大島を望むことが 出来ます。大島は、この日も肉眼では見えましたが、写真では駄目で した。フィルムなら、なんとかなったかもしれませんね。 或いは、マイナス 補正で手前を真っ黒にしてしまえば、大島が浮かび上がって来てくれた でしょうけど。 伊豆山神社は行って見て分かりましたが、大変由緒正しい神社で 歴史も古いものです。修験道の開祖役小角や弘法大師がここで 修行したといわれています。天下に名を知られた霊場だったようです。 鎌倉・室町期に最も栄え、各地に広大な社領を持っていたといいます。 明治の廃仏毀釈にあって神仏混交の伊豆山神社は凋落したようです。
by hanmaondo
| 2008-02-14 21:36
| ちょっとお出かけ
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
全体 多摩ニュータウン ちょっとお出かけ 撮影技法 キノコ 論議 街の風景 レンズ 里山 地球科学 写真 カメラ オフ会 当てずっぽう植物図鑑 植物 カメラ散歩 その他 樹木 ポートレート ご近所シリーズ お笑い編 昼休み 季節 電車 昆虫 粘菌 山と渓谷 未分類 フォロー中のブログ
「料理と趣味の部屋」 【匠のデジタル工房・玄人専科】 自然風の自然風だより chawanとyunomi ROOM297 オーストラリア・地球のお... ◎Minami-Alps... レンズ地獄(35mmレン... 悠悠緩緩187 ひつじ雲日記 楽子の写真俳句 ギンナン会長の、朝ゴハン... レンズ地獄(一眼編:中判... nota monochrome 写録番外編 やっほ~代官山 牛の散歩写真・関西版 我家にFITがやってきた! Love Photo くつろぎ透析空間 Little cat i... レンズ地獄番外編(ベスト... 以前の記事
2012年 02月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 04月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 07月 more... 最新のトラックバック
リンク先
検索
タグ
多摩ニュータウン(504)
花(451) Minolta AF50/2.8Macro I(337) Ricoh GRD(324) Minolta AF50/1.4 I(153) キノコ(109) Pentax FA77/1.8Ltd(88) pentax FA77/1.8Ltd(84) Minolta AF85/1.4 I(76) Minolta AF100/2.8Macro初期型(70) VoigtländerApo-Lanthar 90/3.5(70) 樹木(44) Sigma AF24/1.8(43) 広尾・南麻布(42) 渋谷(41) 植物(37) 広尾・南麻布(27) Tokina AF17/3.5(26) 実(23) 里山(22) その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||