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ハンマー音頭の写真日記

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2008年 06月 19日

捩花(ねじばな)

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2008年6月17日自宅前の歩道脇 リコーGRD


敬愛するブロガーのあきさんからリクエストを受けまして、多摩ニュータウンの自宅前の歩道脇に咲いていた捩花をアップいたします。

捩花は花が螺旋状に付いて咲くのが特徴です。その姿から捩子(ねじ)のようだ、ということで捩花と呼ばれています。ネジバナの他にネジリバナ、ネジレバナとも呼ばれているとか。別名を捩摺(もじずり)とも言いまして、これは

みちのくの 忍ぶもじずり誰ゆえに 乱れ染めにし 我ならなくに

という百人一首にも選ばれた古今集の河原左大臣源融の歌として知られ、伊勢物語の冒頭に出てくる歌に詠われていることから、広くその名を知られています。但し、和歌のモジズリは、岩波書店の「日本古典文学大系」では忍草で染めた織物のことだ、としています。

懐かしいですね「日本古典文学大系」。確か学校の国語の先生は誰でも持っていたのではないでしょうか。ここにそう書いてあれば、他の説はもう拒否されたも同然だったのでは(^^)

あきさんは幼い頃、捩花が大好きで良く遊んだそうです。とても愛らしい花で見ていて楽しくなりますね。

但し我が家の前の捩花は、ちょっと小さいかなぁ。ブロガーの皆さんが載せているものの中には、見事に咲いているものも多々ありました。
小さすぎるのと、縦長なのでマクロで撮るのは結構難しい被写体です。50mmマクロでも撮ってみましたが、被写界深度の浅さからイマイチでした。それでGRDのものを載せました。

好んで芝地に生えるのだそうです。今、きっとあちこちの土手や道路際で咲いていることでしょう。蘭の仲間だ、というから結構人気があるのでは、と思います。何時だったか忘れましたが蘭科の植物が持て囃されたことがありましたね。

by hanmaondo | 2008-06-19 20:29 | 植物


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